【UXデザイン第4段階: 骨格】ユーザビリティテスト

前回までに「サイトマップ」「ワイヤーフレーム」の作成を見てきました。
ここまでの作業で、ユーザーが触れることができるWebサイトの原型(プロトタイプ)が作成できています。次はこのプロトタイプを使ってテストをしていきましょう。
ここまで作成してきたワイヤーフレームは、見た目のデザインがされたものではありませんが、レイアウトや構造は本番と同じものが再現できています。
この段階で行うテストでは、このレイアウトや構造が使いやすいものかどうか、調べるのが目的です。
このテストをユーザビリティテストといいます。
ユーザビリティテストを行うポイントは3つです。
1. 原型(プロトタイプ)を実際に触ってみてチェックすること
実際に作成したワイヤーフレームなどを使ってみることで、使いにくい部分や動きのチェックが行なえます。
2. 自分以外の誰かにもテストしてもらうことが大切
作成の背景や、意図を理解しているメンバーや作成者がテストをしても、あまり効果的ではないことが多いです。開発に関わっていない第三者に触れてもらうことで、よりユーザーに近い目線でテストが行なえます。
3. より良いユーザー体験が実現できているか
使いやすいかどうか、理想とするユーザー体験が実現できるかどうか、をテストしましょう。
このようにユーザビリティテストをすると、ワイヤーフレームの修正点が見つかるかと思います。見つかった修正点をもとにワイヤーフレームを修正していきましょう。
自分たちが作ったものの悪い点をさがすのは気が進まないものですが、この作業を省いてしまうと、使いにくい部分をそのままに、開発を進めてしまうことになります。より早い段階で修正を見つけ、磨きをかけておくことが、使いやすいWebサイトを作成する近道なのです。
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