【UXデザイン第3段階: 構造】ユーザーとの相互作用「インタラクション」

情報設計によって要素を整理したあとには、それぞれ要素が、いつ、どんな反応をするのかを考える必要があります。

インタラクションとは、ユーザーと商品の「相互作用」といった意味で、ユーザーの行動に対して、商品側がどのように反応するかを指します。

たとえばユーザーが起動スイッチを押すと、ほとんどの機器は起動をしますが、そのほかにもボタンが光る、音が鳴る、などの反応を返します。こうしたフィードバックを受けると、「これから起動するんだな」とか、「スイッチを間違いなく押せた」と感じるのではないでしょうか。

反対に、ボタンを押したあとになんの反応もなかったとしたら、ユーザーは不安を感じてしまいます。また、いってしまえばこれは店員に声をかけたのに反応がないようなものです。少なくともいい気持ちにはなりません。

このように行動に正しく反応を返すことは、ユーザーがどのように感じるか (= UX)に大きく影響を与えます。もちろん「ボタンを押す」以外にも、「Webページを開く」、「スクロールをする」、「カードをかざす」など、商品やユーザーの特性にあわせて、さまざまやタイミングが考えられます。

情報設計による整理と同様、ユーザーが迷いなく行動できるよう、ガイドをすることがインタラクションの役割です。見映えのよさも大切ですが、ユーザーと適切なコミュニケーションが取れるよう、意味のある動きを設定していくことが重要だといえます。

今回まで、UXデザインの5段階構造③「構造」についてみてきました。

次回からは5段階構造④「骨格」の内容をご紹介していきます。

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